「チーム・バチスタの栄光」で有名な田口・白鳥ペアの新作。今回は厚生労働省主催の研究会を舞台にした物語。近年、物語の中に著者の医学的主張が色濃く出る傾向が強まってきているのだが、本作ではそれがここまで極まったかという感じ。一連の作品に登場するお馴染みのキャラが活躍するので楽しんで読むということはできるのだが、最早ミステリの要素は殆ど無く、田口/白鳥&愉快な仲間達によるAI教室の感がある。更に私が本作を読んでいる最中に、著者が本作での主張の延長にあるようなことを自身の部ブログで実在の大学教授に向けて発信してしまい、名誉毀損で訴えられたりしたので、よりその感が強まった。
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- 感想投稿日 : 2018年3月18日
- 本棚登録日 : 2009年9月13日
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