新設大学のテニス部員椎名と彼をめぐる男友達、女友達。原色のいのち燃える人生の短い季節を急ぎ駆け抜ける者、ためらい立ち止まる者…。青春の光芒のあざやかさ、そして切なさとむなしさを、テニスコートに白球を追う若い群像に描き、テニスというスポーツを初めて文学作品にした感動の
長編小説。この作品の主人公たちはテニスにのめりこんではいるが、心の底は冷めていて、そんな自分を冷静にみつめている。確かに自分も似たようなものだな。共感できる。
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文庫
- 感想投稿日 : 2007年11月11日
- 本棚登録日 : 2007年11月11日
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