初大島弓子
大人になることの挫折や、生きづらさを
少女という無垢であり反抗的な視線から描いているなと感じた。そういう意味では絵本風でもある。
洒脱なタッチの作風であり、
気を張らなくて読むことができるが、
時折ハッとするコマや流し読みでは気が付きにくいテーマがあるので、読み応えが充分ある。
現実世界をベースにしているものや、
少しファンタジックな作品まであり、良いスパイスで飽きる事がなかった。
個人的には表題作よりも、
頭と末の短編が好きだった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年10月24日
- 読了日 : 2022年10月24日
- 本棚登録日 : 2022年10月23日
みんなの感想をみる