異常犯罪に立ち向かうファンタジーミステリ。
マイノリティの偏見や差別。全体の枠組みとしてうまく物語の取り込まれており、主人公や登場人物の成長、変化へ繋がるのが巧い。こういうテーマで書ききれたことが作者の力量を感じた。
ロジックの妙や意外な真相などミステリとしても満足。
無力な騎士サファイヤの存在が、劇薬のエッセンスではなくこの物語に必要不可欠だったというのがわかり、テーマも相まって素晴らしいラストに感動。
キャラの記号化、輝かせ方がにこんな書き方があったのか…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2019年5月4日
- 読了日 : 2019年1月14日
- 本棚登録日 : 2019年1月11日
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