破戒 のように、タイトルから何がおこるのかが分かっていて、それに向かって今か今かと思いながら進む話は、独特に好きです。
(タイトルからではないけれど、「春琴抄」や「金閣寺」のように何がおこるのかが有名で既に知っているものとか。)
あとは松本清張「砂の器」を連想しました。(読んだことがある人には分かるとおもう)
主題がとても興味深い。"破戒"の直前の気迫に満ちた雰囲気なども、とても良かったのですが、結末はすこし物足りなく感じた。
島崎藤村、文章や雰囲気は嫌いじゃないのでまた他のものを読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・文芸(日本)
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2012年10月4日
- 本棚登録日 : 2012年10月4日
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