もっこすの城 熊本築城始末

著者 :
  • KADOKAWA (2020年9月30日発売)
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感想 : 17
5

歴史小説。
安土城を築城した、父が本能寺の変で安土城と共に命を落とし、嫡男・藤九郎は残された築城の秘伝書を携え新しく肥後の国主となった加藤清正の家臣となり民を守るために隈本城を築城するまでの城取り一代記。
冒頭から肥後の治水から始まり、秀吉の朝鮮出兵の足掛かりとなる名護屋城、朝鮮での築城などを越え、隈本城の築城に至る苦難の連続の物語。
読む前はもっこすの城とは=隈本城の事だと思っていましたが、肥後もっこすが命を掛けて作った城たちのことでした。
「無駄に長く生きるなら、己の才知を使いきって早死にしたほうがまし
し」という台詞には同感しました。才知があればそうしたいものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2020年10月25日
読了日 : 2020年10月25日
本棚登録日 : 2020年9月24日

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