[かいぶつのまち]
水生 大海
デビュー作[少女たちの羅針盤]の続編。
元劇団<羅針盤>のメンバー、主人公・瑠美たちの後輩たちが瑠美の書いた脚本「かいぶつのまち」で大会に臨むが、出演者が次々に体調を崩し、刃物まで送られてくる。
そんな中瑠美たちは後輩のため立ち上がるが、そこには先輩・後輩の「壁」、立場の「壁」、親子の「壁」など様々な壁があった。
私の読み方のせいなのだが、小説の中に舞台の脚本、演出、舞台装置などを組み込みながらだし、登場人物の多さに展開が冗長になる部分もあるように思えたが、読み終えると気になるものではなかった。
ラストの舞台でのクライマックスは元演劇部・脚本担当としては実際に見てみたい。
最後の「またいつか」という言葉に将来の続編を期待しています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月20日
- 読了日 : 2020年9月20日
- 本棚登録日 : 2020年8月6日
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