かいぶつのまち

著者 :
  • 原書房 (2010年7月1日発売)
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本棚登録 : 79
感想 : 28
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[かいぶつのまち]
 水生 大海
デビュー作[少女たちの羅針盤]の続編。
元劇団<羅針盤>のメンバー、主人公・瑠美たちの後輩たちが瑠美の書いた脚本「かいぶつのまち」で大会に臨むが、出演者が次々に体調を崩し、刃物まで送られてくる。
そんな中瑠美たちは後輩のため立ち上がるが、そこには先輩・後輩の「壁」、立場の「壁」、親子の「壁」など様々な壁があった。
私の読み方のせいなのだが、小説の中に舞台の脚本、演出、舞台装置などを組み込みながらだし、登場人物の多さに展開が冗長になる部分もあるように思えたが、読み終えると気になるものではなかった。
ラストの舞台でのクライマックスは元演劇部・脚本担当としては実際に見てみたい。
最後の「またいつか」という言葉に将来の続編を期待しています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月20日
読了日 : 2020年9月20日
本棚登録日 : 2020年8月6日

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