hibuさんの感想・レビュー

夜行

著者 : 森見登美彦

• 小学館 (2016年10月25日発売)

かつて仲間が失踪した経験を持つグループが10年ぶりに再会して宿泊先の宿で、離れ離れになった期間に起こった不思議な体験を一人一人語る物語。
修学旅行でみんなでそれぞれ怖い話をするような感じです。
それぞれの章ごとに語り手が変わります。ただ、それぞれの話が一貫して「夜行」という作品群との関連があるのですが、それぞれの話に少しずつ納得いかない箇所があり、あまり没入できませんでした。
「夜は短し〜」や「四畳半シリーズ」とはテイストも文体もだいぶ違います。
好みが分かれる作品のように感じました。

感想投稿日 : 2023年6月8日

読了日 : 2023年6月8日

本棚登録日 : 2023年6月8日