さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫 134-3)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年12月1日発売)
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本棚登録 : 6922
感想 : 599
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4編の短編集。
好印象だった【さみしさの周波数】という表題。
しかし読み進めど、まったく感情が揺さ振られない、事前期待を超えてくれない。

読むことを諦めそうになったとき、最終編〈失はれた物語〉で救われた。唯一、周波数が合った。

もしもある日突然、右手以外の感覚の全てを失って意思表示もできない、ただの肉塊になってしまったら…

絶望感。罪悪感。想像するだけで苦しい。苦しいに決まってる。自分も、大切な人も。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年9月6日
読了日 : 2020年9月6日
本棚登録日 : 2020年8月1日

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