4編の短編集。
好印象だった【さみしさの周波数】という表題。
しかし読み進めど、まったく感情が揺さ振られない、事前期待を超えてくれない。
読むことを諦めそうになったとき、最終編〈失はれた物語〉で救われた。唯一、周波数が合った。
もしもある日突然、右手以外の感覚の全てを失って意思表示もできない、ただの肉塊になってしまったら…
絶望感。罪悪感。想像するだけで苦しい。苦しいに決まってる。自分も、大切な人も。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年9月6日
- 読了日 : 2020年9月6日
- 本棚登録日 : 2020年8月1日
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