顔,白い闇 (角川文庫 緑 227-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1959年5月1日発売)
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本棚登録 : 59
感想 : 12
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「松本清張」の『顔・白い闇』を読みました。
以下の五編から構成されている短編集です。

■顔
■張込み
■声
■地方紙を買う女
■白い闇

推理小説の部類に入る作品だと思いますが、心理描写に優れているので、ヒューマンドラマとしても愉しめる作品でした。

心理描写の素晴らしさに加え、海外の作家の作品と違い、人物名や地名に親近感があるので、情景がリアルに想像しやすく、読みながら作品の中の世界へどんどん惹き込まれて行く感じ。

でも、殺人事件の現場に居合わせるような感覚は、気持ち悪さもあるんですよね。
あんまりリアル過ぎて、神経をすり減らしながら読んだ… って感じでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: <読む>ミステリ(国内)
感想投稿日 : 2024年1月4日
読了日 : 2008年6月25日
本棚登録日 : 2022年3月11日

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