「松本清張」の『顔・白い闇』を読みました。
以下の五編から構成されている短編集です。
■顔
■張込み
■声
■地方紙を買う女
■白い闇
推理小説の部類に入る作品だと思いますが、心理描写に優れているので、ヒューマンドラマとしても愉しめる作品でした。
心理描写の素晴らしさに加え、海外の作家の作品と違い、人物名や地名に親近感があるので、情景がリアルに想像しやすく、読みながら作品の中の世界へどんどん惹き込まれて行く感じ。
でも、殺人事件の現場に居合わせるような感覚は、気持ち悪さもあるんですよね。
あんまりリアル過ぎて、神経をすり減らしながら読んだ… って感じでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
<読む>ミステリ(国内)
- 感想投稿日 : 2024年1月4日
- 読了日 : 2008年6月25日
- 本棚登録日 : 2022年3月11日
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