あやしい探検隊北へ (角川文庫 し 6-7)

著者 :
  • KADOKAWA (1992年7月1日発売)
3.67
  • (29)
  • (46)
  • (77)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 417
感想 : 18
4

「椎名誠」の『あやしい探検隊北へ』を読みました。

「椎名誠」の“あやしい探検隊”シリーズの第二弾作品です。

『あやしい探検隊焚火発見伝』に続き“あやしい探検隊”シリーズです。

-----story-------------
本書は、1980年前後、「椎名誠」隊長の厳しい隊規にのとって、離れ島に通い、釜たき、水くみ、たき火、宴会に命をかけていた頃の貴重な記録である。
「椎名」さんとその仲間たちの魅力のすべてが収められている“あやしい探検隊”シリーズ、待望の文庫版第二弾。
-----------------------

作品タイトルから、北日本での活動ばかりなのかと思っていたのですが、、、

新潟の粟島以降、千葉の館山、再び粟島と続き、その後、物語(旅行記?)の舞台は思いっきり南の八丈島、フィリピンのエルニド諸島、パラオ島と続き、こりゃタイトルと違うじゃん… と思いながら読んでいたのですが、最後に福島の塩屋埼という北の地味な場所で幕を閉じ、タイトル通りの内容でエンディングを迎えました。

やっぱり“あやしい探検隊”の活動は、南国のトロピカルなリゾート地よりも、国内の地味な場所の方が似合いますよね。

焚火を熾して、食べて、飲んで、踊って、唄って、昼寝して… イイ大人が真剣に遊ぶ姿に、なんだか憧れちゃうんですよねぇ。

一緒に馬鹿なことができる仲間がいるのって羨ましいですね。


それにしても、、、

本書の中で紹介されている「椎名誠」の姿… 30歳代後半なんでしょうが、若いですよねぇ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: <読む>エッセイ/コラム/旅行記/私小説
感想投稿日 : 2022年4月21日
読了日 : 2011年2月22日
本棚登録日 : 2022年3月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする