大切にしていたものが脆くも崩れ去る様が痛ましいが、どこかその悲しい運命が男の業であるように感じさせる。商売というのは搾取なのか。その上に成り立つ幸せは罪なのか。幸せはある日突然奪い去られるようにできているのか。そんなことを感じさせる顛末もユーモアを交えて描いてみせる。が、目を背けたくなるような陵辱はやはりつらい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年4月24日
- 読了日 : 2020年4月24日
- 本棚登録日 : 2020年4月24日
みんなの感想をみる