酒気帯び車椅子 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463187

感想・レビュー・書評

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  • とある家庭持ちの商社マンが土地の売買をめぐって、その筋の方々とトラブルになってうんぬんって話。
    物語の中盤でえぐい描写があるので、そこで閉じようかと思ったけど、どうにか最後まで読了。

    民間企業にいても関わりがあるんだとすると怖いですね。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/701985

  • 大切にしていたものが脆くも崩れ去る様が痛ましいが、どこかその悲しい運命が男の業であるように感じさせる。商売というのは搾取なのか。その上に成り立つ幸せは罪なのか。幸せはある日突然奪い去られるようにできているのか。そんなことを感じさせる顛末もユーモアを交えて描いてみせる。が、目を背けたくなるような陵辱はやはりつらい。

  • バイオレンスエンターテイメント

  • らもさんの遺作。ゆったりした雰囲気から猟奇的になり、最後は奇想天外はちゃめちゃで終わる。なんだか分からないけど、すっきりした読後感。
    らもさん作品では、最高ではないですが、"らしい"といえば"らしい"かも。

  • 中島らもの遺作バイオレンス小説。著者の得意とする恐怖と笑いの小説であるが、少々直線的過ぎるというか、ひねりやユニークな切り口が乏しいと感じた。
    晩年の作なので、体調が優れなかったのかなー・・・。
    ストレス解消法には“野蛮なことをする”(P127)は、参考になったw

  • 家族と自分の体を壊された平凡な男が裏社会に仕掛けた戦いとは、驚天動地の恐るべきものだった

  • 中島らもさんの遺作。む〜ん…読んでも読まなくても良いかな。娯楽作品。

  • 2012/10/06 THE MALL 仙台長町 紀伊国屋書店
    白いメリーさんの「日の出通り商店街いきいきデー」の描写のほうが好きかな。

  • らも作品の中ではエログロが顕著に出ている作品。
    作者得意の酒での害は説明として出てきますが物語としてはそれを薄めるような文章。
    著者的に見ればそれっぽい文体ですがに見ればスプラッター要素が多く見られる作品。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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