3つの短編集です。どのお話も、登場人物は、どうにもならない現実に悩んだり、苦しんだりしています。でも、人と出会い関わり合って、次への一歩の背中を押してもらって、前へ進んで行きます。瀬尾さんの書かれる本は、お話の設定が、ちょっと現実ではありえないんじゃないか、というものが多いです。今回もそうでした。でも読んだ後、あたたかい、優しい気持ちになれるので、ついつい読んでしまいます。「がらくた効果」のお話は、同棲中のカップルの会話のテンポがよく、おもしろくて、漫才みたいでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月16日
- 読了日 : 2023年4月16日
- 本棚登録日 : 2023年4月16日
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