孤高の男探偵マーロウが、友人の死に隠された謎を解き明かしていく探偵小説。読みきった直後の感想は、長かった、、、でも、、、楽しかった。なにが一番楽しめたかというと、マーロウのハードボイルドかつウイットに富んだ長広舌だ。ミステリでありながら先の展開を待ちわびることなく(いい意味で)、その場の状況に釘付けにされていしまう。また、登場人物の描写に関しては、チャンドラーの圧倒的な筆力をひしひしと感じさせられた。こういった文体の魅力は、村上春樹訳だからこそ引き出されるところがあるのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月8日
- 読了日 : 2021年12月8日
- 本棚登録日 : 2021年12月8日
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