田舎を舞台に、シニカルと冷めたユーモアで人生の断片をあぶり出す。出来のよい作品もあれば、今一つピンとこないものもある。構成の形式化や人物をストーリーに乗せて動かしオチをつける様式は、古典的なコントと言えるんじゃないかな。こういう短編を続けて読むと、2、3話で十分と感じてしまうようになった。好きだった筒井康隆、中島らもの短編でさえそんな感じだ。読書幅は広げてきたつもりだけど、その時々における読める本の幅というのは、思っているほど広くないのだろうね。
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- 感想投稿日 : 2019年4月6日
- 読了日 : 2019年4月6日
- 本棚登録日 : 2019年4月6日
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