「からまる」を読んでから気になっている作家さん。
短編の中で登場人物が重なり合っている構成が、わたし好み。
「からまる」もそうだけど、なんとなく登場人物が影というか闇というか…なんとも言い難いものを抱えていて、作品の中でそこが現れてくるたびに引き寄せられてしまう。…でも。こういう闇ってたぶん誰でも少しは抱えているもので、だからこそ引き寄せられてしまうのかもしれない。短編1ではいい顔してるサブ、でも2でその人に焦点当たると複雑な思考。人間臭さ、あるよね。
・かたちを、とどめる?壊す?作る?、いずれも変化すること。拒みつつ、どうにもできないことも理解する。
・しあわせのかたちにこだわって、結局何がしあわせなのか
・やけどとうろこは対。若いからこそ先が楽しみ。
【かたちなんて何回壊してもいい。膿んで腐って、それすらも乾いてしまって、諦めきった頃にあんがい欲しかったものなんてぽろりと転がっているのかもしれませんよ】
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
短編 ‐恋愛‐
- 感想投稿日 : 2017年2月10日
- 読了日 : 2017年2月9日
- 本棚登録日 : 2017年2月9日
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