時効犯 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2022年6月10日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 10
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翔田寛『時効犯』角川文庫。

時効となった25年前の強盗殺人事件と大学の非常勤講師の転落死とをつなぐ謎に満ちた美術ミステリー小説。

最後に全ての真相が明らかにされ、真犯人の正体と犯行動機にも納得のいく結末だった。

『冤罪犯』『黙秘犯』に続く、三部作のシリーズということか。

大学で美術史を教える女性非常勤講師の溝田真輝子が自宅マンションから不審な転落死を遂げ、船橋署の香山刑事らが事件の捜査にあたる。

墜落死した溝田真輝子は大物画家の門脇修太郎の未発表作品を研究しており、その門脇修太郎は25年前の強盗殺人事件で妻と共に殺害されていたことが判明する。

時効となった25年前の強盗殺人事件と女性非常勤講師の謎の死との関連は……

本体価格700円
★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2022年6月23日
読了日 : 2022年6月23日
本棚登録日 : 2022年6月21日

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