本橋信宏『東京の異界 渋谷円山町』新潮文庫。
渋谷円山町の今昔を描いたルポルタージュ。プロローグで東電OL事件に触れると、渋谷の地理的特徴、花街として栄えた街の過去からラブホテル街や風俗街としての現在の様子が描かれる。楽屋オチのように業界人と渋谷の関わりが描かれ、現役芸者や風俗関係者の声も描かれるたりと的が絞り切れないまま、何度も東電OL事件に触れていくが、事件の核心には何一つ迫らない。
本体価格590円
★★
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2020年4月25日
- 読了日 : 2020年4月25日
- 本棚登録日 : 2020年4月25日
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