夜の人々 (新潮文庫 ア 28-1)

  • 新潮社 (2024年3月28日発売)
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感想 : 1
4

エドワード・アンダーソン『夜の人々』新潮文庫。

1937年発表を幻のノワール小説。

ストーリーはありきたりで、他愛の無いものであるが、古き善き時代のアメリカ南部が巧く描写されており、文学作品を読むかのようだった。


14歳で強盗未遂事件で殺人を犯し、終身刑となったボウイは囚人仲間のTタブ、チカモウと共にアルカトナ刑務所を脱獄する。チカモウの従兄のディーの元に向かう3人は銀行強盗を計画し、さらなる犯罪を重ねる。

3人は逃亡先のディーの家に辿り着き、銀行から強盗した金で気儘な生活を送る。やがてボウイはディーの娘のキーチーに惹かれていく。

再び銀行強盗を働いた後、ボウイは自動車事故を起こし、後続車に乗っていたチカモウが2人は警官を射殺する。現場に残された指紋からボウイが主犯であると報じられ、ボウイはキーチーと逃亡の旅に出る。

本体価格800円
★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2024年4月22日
読了日 : 2024年4月22日
本棚登録日 : 2024年4月21日

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