行動心理捜査官・楯岡絵麻 vs ミステリー作家・佐藤青南 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社 (2021年5月11日発売)
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感想 : 41
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佐藤青南『行動心理捜査官・楯岡絵麻 vs ミステリー作家・佐藤青南』宝島社文庫。

シリーズ第9弾。ついにネタが尽きたのか著者自身が登場するようだ。もしも、これが楽屋オチに終わったとしたら、末期だろう。

創作とは言えど、思った通りの楽屋オチの上に次作への布石を残した煮え切らない結末。連作短編の中の1作ならばまだ理解出来るのだが、長編でこれをやられてはファンとしては納得出来ない。これまでのシリーズは全て高い水準の作品ばかりで、非常に面白かったのだが、一体どうしたのか。

ミステリー作家・佐藤青南を批判するオンラインサロンの会員が相次いで殺害される。佐藤青南に疑いを持った楯岡絵麻は彼の殺人教唆を暴こうとするが……

定価748円
★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2021年5月23日
読了日 : 2021年5月23日
本棚登録日 : 2021年5月22日

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