カリン・スローター『開かれた瞳孔』ハーパーBOOKS。
カリン・スローター幻のデビュー作と帯に書いてあるが、2002年にハヤカワ文庫から刊行された同名作の復刊である。ハヤカワ文庫で既読であったが、再読してみた。
カリン・スローターの全邦訳作品を読み、彼女がロマンス系ミステリーではなく本格派ミステリーの書き手なのだという頭で、改めてこのデビュー作を読んでみるとなかなか面白いではないか。北上次郎の絶賛も今なら頷ける。
小さな町の簡易レストランのトイレで検死官サラ・リントンは偶然、瀕死状態の女性大学教授を発見する。薬を投与され、切り刻まれ、レイプされた女性はサラの腕の中で事切れる。さらに、第二の事件が起こり、サラは忌まわしき過去と対峙する……
解説は以前からカリン・スローターを猛プッシュしている北上次郎。
本体価格1,000円
★★★★★
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2020年3月2日
- 読了日 : 2020年3月2日
- 本棚登録日 : 2020年2月29日
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