J・D・バーカー『嗤う猿』ハーパーBOOKS 。
最高に面白い。心して読むべし。
サイコ・ミステリー三部作の第二作。前作の『悪の猿』で大暴れした連続殺人犯『四猿』ことアンソン・ビショップが再び我々に狂気と恐怖を見せる。前作よりもストーリーが格段に面白く、ミステリー色も強くなっている。勿体無さのあまり、久し振りに約1週間を掛けて少しずつ読み進めた。この秋に刊行予定の第三作の完結編が非常に楽しみだ。
日光の『見ざる、聞かざる、言わざる』に準え、被害者の耳、眼、舌を切り取り、家族に送り付け、最後には殺害するという残酷な犯行を繰り返す連続殺人犯『四猿(4MK)』が忽然と姿を消してから4ヶ月後……
長年この事件を捜査している刑事のポーターは、シカゴを震撼させる新たな事件に遭遇する。公園の池で発見された凍った少女の溺死体には拷問の形跡が……そして、第2、第3の殺人事件が起こり、捜査にあたるポーターは4MKの過去に触れていく。
知らぬうちに4MKの狡猾な罠にはまり、追い詰められていくポーター……まさかの感染……
本体価格1,236円
★★★★★
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2020年3月25日
- 読了日 : 2020年3月25日
- 本棚登録日 : 2020年3月20日
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