文体が簡潔で美しく、分かりやすく、ストーリーも素敵。先が気になって一気に読んだ。
最後の三角哲彦の「ずっと待っていたんだよ」という言葉で泣きそうになる。
強い想いを残して亡くなった人は生まれ変わりを繰り返しその想いを遂げようとする。常識では考えられないことだが、所詮常識なんて、死を経験したことのない私たちが私たちの次元と視野で決めていること。魂とは、意識とはなんなのか、解明も出来ていないのに転生を否定することなんて出来ない、と自分も思う。
恋愛をした人なら誰でも経験していると思うが、人を好きになるときの説明出来ないあの惹き付けられる感覚。あれは何なのか。もしかしたら私たちも生まれ変わりを繰り返している当事者なのではないか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月22日
- 読了日 : 2023年10月22日
- 本棚登録日 : 2023年10月21日
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