ん?アントキの猪木?
あっ、ちがうアントキノイノチ…
プロレスの話かと思ったら全然違ったぁ。汗
心が壊れてしまった21歳の男の子が主人公。
心が壊れてしまうまでの過去の話と
現在の話が、交互に進んでいく。
男の子は遺品整理の会社に勤める。
尊敬する先輩、佐相さん曰く
『…亡くなった方のお部屋の後片付けだに』
『つまり、ま、仏さんの忘れ物の、天国への引っ越し屋さんだに』
亡くなり方も色々。
亡くなった方のお部屋も色々。
遺品整理を依頼する人も色々。
作者の優しくしなやかな言葉で赤裸々に語られる。
読みながら、小川糸さんの
『ライオンのおやつ』を思い出した。
優しくゆっくりと力強く、真正面から命に
向き合った作品。
『アントキノイノチ』も、作者の
視点と言葉と優しさ溢れるストーリーで
命と心、生と死について真っ直ぐに語られる。
そしてその表現から作者の優しさと心のしなやかさが伝わってくる。
主人公と先輩の佐相さんが『孤独死』について会話する場面は本当に勉強になった。P64
死に際について改めて考えさせられ自分の孤独死に対する浅はかな考えを反省した。
他にも大切な事が沢山散りばめられていて夢中になって読んだ。
昨日から今日読み終えるまで、10分、15分と時間を見つけては何度も本をひらいた。それぐらい面白かった。
この本はブクログでフォローしあった方の本棚にあったもの。竹を割ったようなさっぱりした感想がいいなぁと思い手に取った。
読んで本当に良かった。
ブク友さんありがとう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月17日
- 読了日 : 2023年12月9日
- 本棚登録日 : 2022年5月15日
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コメント 17件
NORAxxさんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
NORAxxさんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
地球っこさんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
地球っこさんのコメント
2022/05/18
NORAxxさんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
土瓶さんのコメント
2022/05/18
松子さんのコメント
2022/05/18
hiromida2さんのコメント
2022/05/19
松子さんのコメント
2022/05/19
松子さんのコメント
2022/05/19
hiromida2さんのコメント
2022/05/19