神々の山嶺 上 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2000年8月18日発売)
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本棚登録 : 2972
感想 : 286
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夢枕獏さんといえば陰陽師。幻想的な昔語りのスペシャリスト、だとばかり思っていたら全くのお門違い。
ゴリゴリに現実的で、瑞々しい山岳エンタメだった。
ヒマラヤを取り囲むチベット・ネパールという異国情緒も生々しく映る。これはハマらないでいられない。

山登りといえば、ゴルフや釣りと並んで三大老後の楽しみと勝手に決めつけている。お金も時間もかかる。やりきるなら3つからどれか1つを選択しなければならない。
体力的に最もハードルの高いのが登山だろう。40代でまだ味見すらできていない。華々しいプロの世界もないから露出もない。自分から手を出さなければ、一生味わえない世界。

最高峰に挑むこの作品で、少しでも気分を味わいたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月1日
読了日 : 2024年3月2日
本棚登録日 : 2024年2月17日

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