にゃんちびさんの感想・レビュー

考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール

著者 : 益田ミリ

• 幻冬舎 (2020年12月9日発売)

私は本を読む時、大抵2.3冊一緒に読むんですけど、みなさんはどうしているんですかね。

長編を読みながら、ジャンルの違う短編とかエッセイを読みながら、漫画も読んだりしています。
前に似たような内容のジャンルの本を同時に読んでたら、登場人物や背景がごっちゃになってわけわからなくなってしまい、結局なんだかよくわからなくなってしまったのでこういう分け方にしています。

益田ミリさんの本はいつもお風呂の中や、外出先で読むことが多いです。
疲れている時なんかには「わかるわかる」と、日常の口には出さないけど感じるちょっとした不安や違和感、小さい毒などを、可愛いキャラクターが私の代わりに言ってくれる。
そして、さぁ、おやつ食べて取り敢えず寝て、明日また考えようと緩くリセットさせてくれます。

今回はミリさんが一人でフィンランドに旅行した時のお話ですが、無理してキラキラさせないのがミリさんの旅本の好きな所です。行くところがミリさんの行きたいところだけ！という。食べたいものもあんまり無理しないで疲れたらデパートで惣菜買ったり。いつもカフェに行ってるし。どうしても旅行に行くと予定を詰め込みがちですが、せっかくの旅行だから、自分の好きなことだけしたらいいし、だからこその一人旅なんだなぁと。
コロナ禍で中々旅行に行けない今ですが、フィンランドに行った気持ちになりました。

感想投稿日 : 2022年5月5日

読了日 : 2022年5月5日

本棚登録日 : 2022年5月5日