吉原御免状 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1989年9月28日発売)
3.93
  • (157)
  • (143)
  • (163)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 1181
感想 : 131
2

前半、とても面白く読んだ。吉原のこと、花魁道中、初めて知ったことも多く、高尾と関係を結ぶところまで、一気に読んだ。その後の展開をワクワク期待して読み進めたが、おばばさまが登場したあたりから、とんでもない話に転がりはじめ、裏柳生との闘いも中途半端な終わり方で、この小説の良さがどんどん萎んでいってしまった。とても残念。直木賞の選考評でかなり酷く書かれていたが、さすが選考委員と見直してしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月15日
読了日 : 2024年3月15日
本棚登録日 : 2024年3月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする