その昔谷山浩子の『猫森集会』を読んだ時のような不思議な気持ちになれる本、と言いたいところだが妙なところでシュールで現実的。
帽子(無職)・きゅうり(脳筋)・2(心配性)というホテルカクタス(という名のアパート)に住む住人の4年に渡る友情日常。
3人の名前があだ名なのかな?と思うと妙に本当だったりするので困惑する。最初きゅうりだけに真っ直ぐだからイスには座らない、はずだったのに実家は南出身なのでよく曲がっているのが特徴とかもうどうすれば。
再会を匂わせて物語は終わるが、続編は読みたいけどない方が良くて、そこがもどかしいんだけど読んだ人が各々想像するのが良いタイプのお話。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
シュール
- 感想投稿日 : 2017年11月5日
- 読了日 : 2017年11月3日
- 本棚登録日 : 2017年11月3日
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