光のとこにいてね

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年11月7日発売)
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みなさん明けましておめでとうございます!

2023年1冊目の読了本は「スモールワールズ」の一穂ミチさんの最新刊。

同い年の結珠と果遠がおもいあう長い年月を描く物語。

金色のオビに「感動の最高傑作」とあるけど、評価するのが難しいなぁ、と思った。

度重なる偶然があまりに出来過ぎていて、正直しらけてしまう、とか、
関係が深まっていく過程が、フワッとしていて説得力ないなぁ、とか、
二人の間にあるものが性愛でない方が自然な気がするなぁ…とか、(←これは、決して同性愛を否定しているわけではないです。ただ、結珠と果遠の間に性愛が生まれたことがしっくりこなかった、だけです)

いろいろ突っ込みたくはなったけど、最後まで心を捻じくりまわされました。

大切な人をおもうことの切なさをヒシヒシと感じさせる。

タイトルの「光のとこにいてね」という言葉がとても美しく使われていて印象的でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月4日
読了日 : 2023年1月4日
本棚登録日 : 2023年1月4日

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