朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)

  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
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本棚登録 : 1094
感想 : 77
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こちらも映画を見てから原作となったこの本を読み始めた。見どころは何といっても冒険を通したユースチスの成長やものいうネズミリーピチープの騎士道溢れる行動。ユースチスは本当に序盤はイヤな奴だったが竜への変身をきっかけに別人になったかと思うほどの変化を遂げていく。基本人間界からやってくる人間達は善人が多かったので(あっ、ディゴリーのおじさんはもちろん別として…)、ユースチスの位置づけが新鮮に感じた。リーピチープのその後についてはほとんど触れられていないがきっと幸せに暮らしているんだろうなぁと思わせる締め方だったのも良かった。そしてついにルーシーとエドマンドもナルニアには行けなくなってしまったか…。
余談だが実写映画はこの朝びらき丸で一応完結しているのだがこれはこれでペペンシーきょうだいのナルニアを巡る大冒険という意味では良かったのかも。映画の終わりでは「銀のいす」に登場するジルの名前が登場していたので製作陣は当初完結するつもりはなかったのかもしれないけれど…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月25日
読了日 : 2023年1月25日
本棚登録日 : 2023年1月24日

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