こちらも映画を見てから原作となったこの本を読み始めた。見どころは何といっても冒険を通したユースチスの成長やものいうネズミリーピチープの騎士道溢れる行動。ユースチスは本当に序盤はイヤな奴だったが竜への変身をきっかけに別人になったかと思うほどの変化を遂げていく。基本人間界からやってくる人間達は善人が多かったので(あっ、ディゴリーのおじさんはもちろん別として…)、ユースチスの位置づけが新鮮に感じた。リーピチープのその後についてはほとんど触れられていないがきっと幸せに暮らしているんだろうなぁと思わせる締め方だったのも良かった。そしてついにルーシーとエドマンドもナルニアには行けなくなってしまったか…。
余談だが実写映画はこの朝びらき丸で一応完結しているのだがこれはこれでペペンシーきょうだいのナルニアを巡る大冒険という意味では良かったのかも。映画の終わりでは「銀のいす」に登場するジルの名前が登場していたので製作陣は当初完結するつもりはなかったのかもしれないけれど…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月25日
- 読了日 : 2023年1月25日
- 本棚登録日 : 2023年1月24日
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