ピアノ曲にまつわる短篇が3篇収録されています。
思春期のなんとも言えない感情を優しく描いているのが森さんの文章のすごいところだと思います。
今作は音楽の要素も手伝って、そんな体験はしていないのに、夢見心地のような懐かしさを感じました。
表題作が1番好きでした。生徒も先生もとても自由なピアノ教室が舞台なのですが、現実に縛られないで生きる強さと苦しさともどかしさがギュッと詰め込まれていました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年5月21日
- 読了日 : 2023年5月21日
- 本棚登録日 : 2023年5月21日
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