つきのふね (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年11月25日発売)
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本棚登録 : 7393
感想 : 696
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タイトルの『つきのふね』の’正体’が分かるラスト、嗚咽が漏れた。
誰もが『つきのふね』を待っているのかもしれない。
鍵を掛けたガラス戸越しの向こうで。
救って欲しくて、救いたくて。

でも誰もが『つきのふね』になれるのかもしれない、とこの小説は言う。
世界の終わりの、炎と、雷鳴と、雨の中に大切な人がいるのなら。

作者の‘伝えたい’という思いがガシガシ伝わってくる小説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説
感想投稿日 : 2018年5月6日
読了日 : 2018年5月6日
本棚登録日 : 2018年5月6日

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コメント 2件

ひとしさんのコメント
2018/05/22

5552さんのレビューを見て面白そうなので読みたいリストに登録させていただきました。
これって児童書なんですね!

5552さんのコメント
2018/05/22

ひとしさん、コメントと読みたいリストへの登録ありがとうございます!
『つきのふね』良かったです。
たぶん中高生向けに書かれたヤングアダルト小説なのですが、大人の方にも響くものがある小説だと思っています。
上手い、というより、好きだなあと心から感じる作品でした。
機会がありましたら是非是非読んでください(^-^)

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