英米文学の翻訳家でもある松田青子さんの、奇想×フェミニズムショートショート集。
いちばん好きなのは帯裏にも引用されている『あなたの好きな少女が嫌い』かな、読みながら自分が少女だった頃を思いだしてムカムカしてきた。そういえば、華奢で守ってあげたくなるような体型の少女にとてもなりたかった。そうなれれば愛されるのに、とか思ってたな。子供のころスイミングで鍛えた割と厚い胸板を恥ずかしく思っていたっけ。老け顔なので、中年のコスプレにしかみえないセーラー服姿に絶望して恋愛を諦めたり、若かったとはいえあほらしい。でも、いじらしい。少女だった自分にそう思わせた「何か」を、ほぼ憎んでいる。あほだったので抗えなかったのだ。
少年にも違う「何か」があったのだろうけれど。お互い、吹き飛ばせたらいいよね、そんなもの。
松田青子さんの「怒り」と、リンクできたら、それはそれは得難い読書体験になると思う。
リンクできなくても、いちいち発想が面白いので、ショートショート好きには一読の価値あるかと。
❇リンク、というより、ただ単に触発されただけ、といったほうがいいかもしれません。
訳わからないこと書いていたらすみません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2023年1月20日
- 読了日 : 2023年1月20日
- 本棚登録日 : 2021年5月20日
みんなの感想をみる
コメント 5件
naonaonao16gさんのコメント
2023/01/22
5552さんのコメント
2023/01/23
naonaonao16gさんのコメント
2023/01/23
5552さんのコメント
2023/01/23
naonaonao16gさんのコメント
2023/01/24