歴史概説と書いてあるけれど、歴史とはどう捉えるべきか、どう残していくべきかという問いを作者から問いかけられているように感じた。
第一次世界大戦、第二次世界大戦の教科書に載っているようなできごとを通して歴史を考えることもできるし、人々の日常生活の移り変わり(電気や家電生活習慣)から考えることもできる。戦争を博物館で記録するのか、慰霊碑などのモニュメントで記憶するのか。正解はひとつじゃないし、東西で翻弄されたチェコ生まれで、フランスに移り住んだ作者独特のコロコロ変わる視点がある種の答えにも思える。
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- 感想投稿日 : 2023年5月5日
- 読了日 : 2023年5月4日
- 本棚登録日 : 2023年5月4日
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