核心に触れそうで、触れない。
最初の方は、なかなか物語の真意が掴めず、ただ
ページを捲るだけしかできなかったが、クライマックスになるにつれ、ある人物が出てきてからより重厚な映画を観ている感覚になりました。
ヘールシャムがつくられた意味は、そこで行われていた、展示会に選ばれる作品たちにどういった
思いがあったのか、私には少し難しい印象がありました。特に物語の倫理観ですね。この倫理観を
嫌う人もいるだろうし、文学にはこういった世界観もいいだろうと思う人も、賛否両論あると思います。臓器を提供するために造られたクローン人間という、残酷な運命を待つ人たちの物語です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年10月17日
- 読了日 : 2023年10月17日
- 本棚登録日 : 2023年10月17日
みんなの感想をみる