宮本武蔵(四) (吉川英治歴史時代文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年12月5日発売)
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感想 : 46
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又八親子が怖すぎて もはやホラー

お通の身代わりに死んだのが赤壁八十馬というのもできすぎているが、その理由を「説明できるのは宇宙あるのみ」と遠大に解説されたのには笑った

絶対の宇宙さま、お願いだから又八親子を速やかに成仏させてください

一方 武蔵は本阿弥光悦だの灰屋紹由だの大納言だの関白だの吉野太夫だのと飲んだり遊んだり、その合間に吉岡家と決闘したり

吉野太夫がいちばん大人で頼もしくて魅力的

一条下り松の血戦前には、お通と再会
武蔵の口から、あんな愛の告白が聞けるとは思いもしなかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2022年1月24日
読了日 : 2022年1月23日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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