ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫 青 302-1)

著者 :
  • 岩波書店 (1978年1月16日発売)
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5

T図書館+youtubeアバタロー氏
1978年出版
現代語訳の本
訳注は巻末にまとめてある

ゴータマ・シッダールタ 
5~6世紀生まれインド北部のシャカ族国家の王子
宗教的関心が強く出家しようと思っていた少年、29才で出家
6年費やした後、菩提樹で7日目にして悟りを開き、会得してブッダになった

《感想》
身近な仏教だから読めば納得できる内容
合理的なことが書かれているので性格にあっていた
あとがきを見ると、学術的に様々な訳があり苦労した点がうかがえた

《内容》
真理の言葉
訳注
感興の言葉
訳注
あとがき

〇苦しみがついてくる人の特徴
あらゆるものは一定ではなく絶えず変化しているという心理を理解すれば苦しみが遠ざかり、心が安らいでいくというわけだ=諸行無常
思い通りにいかないと執着が生まれ、生きるのが苦しくなってしまう
子どもも自分の所有ではない

〇賢い人と愚かな人の違い
努力している人は些末なことにとらわれず本当に大切なことに集中して生きている
誰とでも仲良くするのではなく、賢者と交流し、愚かな人とは距離を置くべき

四法印
一切皆苦:この世の一切は苦しみだ
諸行無常:この世は移り変わる
諸法無我:すべての物事は関係の中で成り立っている
涅槃寂静:煩悩が消滅した心安らかな境地

〇心を整える合理的な方法
他人に注目するな
自分がしたことしなかったことを見る
無駄を1000回やるより目的に叶ったことを1つしよう
勝ち負けにこだわらない
恨み嫉妬怒り悲しみがついてくる
客観的で合理的な見方を身に付けよう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・エッセイ
感想投稿日 : 2023年1月14日
読了日 : 2023年1月14日
本棚登録日 : 2023年1月1日

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