自省録 (岩波文庫 青 610-1)

  • 岩波書店 (2007年2月16日発売)
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感想 : 278
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アバタロー氏
皇帝時代に就寝前書き綴っていた自分との対話の断片的なメモ集(遠征中も)
本人が「自省録」と名付けたのではない

《マルクス・アウレリウス》
AD121~180
ローマの名門貴族
39才16代ローマ皇帝
44才 天然痘でパンデミック
20年間皇帝として激務をこなし自ら軍を引いていた
マルコマンニ戦争 病死
ストア派のエピクテトスに影響を受けた

《感想》
内省好きな哲学青年がよく皇帝になれたなと調べたら、親族のハドリアヌス帝から寵愛を受け出世したと見受ける
頭が良い子はかわいいものだからかな

考え方はストア派そのもの
その中に、物事は常に動き変化し、絶え間なく移り変わっていくという考え方がある
変わり続ける事が自然なのだ
先進的な考えかと思っていたがそうではなく、動植物が環境に対応し生まれ無くなるように、それが普通、変化しない方が自然の摂理に合っていないのだなと理解した(自分考察)

《変化の部分》
どんな物事であっても変化なくして成し遂げることはできない
いまこそ変化を求められているのは他ならぬ君自身なのだ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文(心理・歴史・思想)
感想投稿日 : 2023年10月5日
読了日 : 2023年10月5日
本棚登録日 : 2023年10月1日

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