かばん屋の相続 (文春文庫 い 64-5)

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  • 文藝春秋 (2011年4月10日発売)
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「オール読物」の連載 6編の短編

10年前のクリスマス
セールストーク
手形の行方
芥のごとく
妻の元彼
かばん屋の相続

《感想》
どの話もわかりやすくすらすら読めた
ドラマにできそうな安定感

「10年前のクリスマス」では、悪いことに目をつぶる珍しい結末だった
倒産から10年後、ジャガーに乗った元社長を見かけた
こんな生活ができるはずがない
不審に思い調べてみたら、火事は自作自演の放火で、銀行では知ることができなかった多額の保険金を手に入れていたのだ
主人公はその元社長の妻に好意を寄せていたことと、10年という歳月が経っていたことで時効にした
本当はガツンとやって欲しかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年12月1日
読了日 : 2023年12月1日
本棚登録日 : 2023年11月16日

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