井戸の底で長い眠りについていた山村貞子の無念を張らし、事件はすべて終わったかのように思えた。そう、呪いのビデオはもはや誰も殺さない。皆そう思っていた。だが、何も解決していなかったのだ。むしろ、序章にすぎなかった――。 前作とはうってかわっての科学的要素をふんだんに盛り込んだホラー。戦々恐々とおののくホラーから一気にミステリー色が強い作品になったと感じる。前作の雰囲気が好きな人はちょっと首を捻りそうだが、この話はこの話で良くできていて面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(ホラー、怪奇、怪談)
- 感想投稿日 : 2020年9月22日
- 読了日 : 2019年4月19日
- 本棚登録日 : 2020年9月22日
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