キリスト教守護者である神聖ローマ帝国女王マリア·テレジアとユダヤ人エデゥアルトとの愛憎、テレジアの夫フランツ·シュテファンとの友愛、3人を取り巻く18世紀の列強国による目まぐるしい情勢変化が物語の振幅を最大にしていきます。
細部に描かれたユダヤ人の記述は、今のパレスチナイスラエル問題、世界の至る場所でのユダヤコミュニティに通じるものがあり興味深いです。
人間と宗教との関係を考えさせられる作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年2月5日
- 読了日 : 2024年2月5日
- 本棚登録日 : 2024年1月18日
みんなの感想をみる