波に乗る

  • 小学館 (2015年1月29日発売)
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本棚登録 : 149
感想 : 31
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心が温かくなる小説です。自分もこんな父親になりたい。

お話が父親と息子の話が中心で、この年齢になると(自分は38歳)両方の気持ちが理解できるのが面白かった。息子の立場と父親の立場で意外と変わるみたい。その立場になった気がつくことってありますよね。

①息子としての気持ち
自分の父親は口数の少ないので、何を考えているのか?わからない。そんなこともあり、話すことから避けていた。そんな父親も色々と考えて活動しているみたい。その考えをしっかりと理解できれば良いなぁと感じた。今度帰ったら、是非とも今やっているボランティアや活動の話を聞きたい。いや、聞こう!

②父親としての気持ち
自分が楽しい人生を歩んでいるのか?を考えさせられた。いつか息子たちが人生の岐路に立った時、自分は楽しい人生を歩んでいるよと言えるようになりたい!
そのために、いまやりたいことは全部やってみて、自分にハマれるものを探して、人脈。広げていく。そういう人との繋がりが自分の人生を楽しくすると思うから。

自分がどんな風に人生を歩むのか?中間地点での確認ができる良い小説です!
また、立場によって印象が変わる小説ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月13日
読了日 : 2019年2月13日
本棚登録日 : 2019年2月13日

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