小川洋子さんの本を読みたい!と決意して図書館で手に取ったこの作品。使われている言葉が妙に生々しくて、それでいて美しい。なのに狂気を感じる歪さ、そこに同居する静謐。とにかくすごい。本当に生々しくて眉をひそめてしまったシーンも多いけど。
「不時着する流星たち」とはいいタイトル。きっとここに来るはずじゃなかった流星たちを覗き見たのだと思う。
モデル小説だけあって、インスピレーションを受けた事柄や人物が各短編の末尾に記載されていて面白い。着眼点もさることながら、想像力も素晴らしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年12月2日
- 読了日 : 2022年12月2日
- 本棚登録日 : 2022年12月2日
みんなの感想をみる