係長になって偉くなって現場から少し離れた合田。
歯科医師の幸せな一家が惨殺されるが、殺人の動機は犯人も警察も分からない。そもそも動機がないのだから分からない。小説の中では、9.11テロを始め災害、脱線事故等の記述があり、ひとの死が何の前触れもなく訪れることを書きたかったのだろうか。最後の方に合田刑事と犯人との交流があるのだが、見届け人のようでもあり。
伏線やどんでん返しもなく、多くの警察関係者が登場する髙村氏らしい緻密な描写は健在だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月14日
- 読了日 : 2020年8月14日
- 本棚登録日 : 2019年3月3日
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