安定の金田一耕助シリーズ。
ミステリー小説の基本ですね^ ^
面白かったです。
鬼首村(おにこべむら)の『亀の湯』で休息する事になった金田一耕助。
磯川警部は、ここで起きた20年前の事件の解決をさりげなく促す。
そして、殺人事件に遭遇する。
死体には『手毬唄』の歌詞に沿った装飾が施されていた。
真相を探る金田一。
20年前の事件との関連は…。
この話の魅力は、なんと言っても「異様な死体」です。
手毬唄の歌詞に沿った意味ありげな証拠品の数々。
いかにも「犯人はこの人ですよ」と言わんばかりのヒントであり、金田一は裏をかく推理で真相を暴きます。
もうひとつあるのですが、ネタバレになってしまう可能性があるので…( -᷄ ᴗ -᷅ )
横溝正史作品はまだ2作しか読んでいませんが、感じたのはやはり、登場人物が多い。
前半はメモが手放せません。
私だけ…?(´・_・`)
鬼首村には昔から苗字ではなく、屋号で呼び合う風習があり、そこもまた引っかけの一部かなと。
桝屋、秤屋、庄屋など、手毬唄殺人に沿っていくには必要な設定ではあるものの、演出として重要な意味をもち、私の大好物でもあります。
人物メモをクリアすると、非常に読みやすいです。
文章が分かりやすい。
そしてこれまた、意外な犯人!
毎度の低次元推理力を装備する私には、犯人当たりませんでした笑
伏線はすべて回収され、納得の結末。
田舎の村独特の雰囲気も、閉鎖的な村あるあるの展開も、とても興味深い。
映画も観てみたいと思います。
あのシーンを、昔TVの予告でチラッと観たような…( ≖ᴗ≖)
皆さん、どのシーンだかお分かりかな。
- 感想投稿日 : 2022年5月9日
- 読了日 : 2022年5月9日
- 本棚登録日 : 2022年5月9日
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