痾 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年1月14日発売)
3.16
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本棚登録 : 686
感想 : 77
5

メルカトル鮎シリーズ第3弾!!

このシリーズ、ツボだわぁ…♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
色々錯綜してて、最後はめっちゃ好みの結末に!



前作『夏と冬の奏鳴曲』で和音島での恐ろしい事件から生き延びた烏有と桐璃。

ところが、烏有は記憶をなくしてしまいます。

あんな事もこんな事も全部忘れてしまっただなんて…( ´•д•` )

そして、何故かお寺や神社に火をつけます…(^▽^;)

もうめっちゃおもろいやん。

『夏と冬の奏鳴曲』なかなか難解でしたが『痾』を読むと繋がりで分かってくる事も…!

一作読んでやめてしまうのは勿体無いですね(*^^*)

『夏と冬の奏鳴曲』は音楽や絵画における芸術的な理論がかなり多かったのですが、今回は少しやんわり。
ですが芸術的なこだわりはかなり強く感じます。

『翼ある闇』の木更津と香月。メルカトル鮎が登場。

【ビブルの会】なる、探偵小説好きの人が集まって夕食を共にする会も、毎週火曜日に開催。
いいなぁ…。

タイトルの『痾』は、ググったら『病気』の意味らしい。
確かに頷ける。

メルカトル鮎シリーズ、まだ3作目ですが、めちゃめちゃ好み‎߹ㅁ‎߹)♡
黒死館殺人事件のように、一作を細分化してゆっくり読み返したいと思ってしまいます。
(それだけ難解な箇所が沢山…(-∀-`; ))
恐らく、全て読んで全体を把握してからだなと。
繋がりから分かることの方が多そう。

続けてシリーズ刊行順に『メルカトルと美袋のための殺人』を読みます(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

賛否両論あるかと思いますが、大好きなシリーズです!!




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月6日
読了日 : 2023年4月6日
本棚登録日 : 2023年4月6日

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