ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年9月2日発売)
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半沢直樹シリーズ第3弾。

東京中央銀行から、子会社の東京セントラル証券へ営業企画部長として出向した半沢直樹。
電脳雑技集団が依頼してきた買収案件を、親会社の東京中央銀行に取られてしまう。
ロスジェネ世代の森山はバブル世代の枠組みに不満をかかえつつ、就職氷河期をなんとか乗り越え東京セントラル証券へ就職した。
電脳の買収先の東京スパイラルは、森山の中高生時代の友人だった瀬名が経営するIT企業だった。

私はTVドラマの「半沢直樹」を一度も見たことがありません。TVで話題だった時、素直じゃない私は、流行りドラマに興味がなかったのです。
主人に何年も薦められていたので、今回GWを機に読みました。
しかも、お勧めされたのは3巻目の「ロスジェネの逆襲」。

結果、ハマってしまって、早々に読み終わりましたw

これは、主人公による敵への爽快な逆転劇であると共に、仕事への考え方や上司や部下の在り方など、とても胸に響く小説でした。

半沢直樹の信念や言葉。
バブル世代がしてきた事や、ロスジェネ世代がすべきこと。
正しいことを正しいと言える事をすること。
ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されるという、当たり前のことを今の組織はできていない。
それに立ち向かって戦っていくこと。

ロスジェネ世代の私は、まんまとハマってしまいました。

1.2巻も楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年5月7日
読了日 : 2021年5月7日
本棚登録日 : 2021年5月7日

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