8話の短編集です。
一言で私の感想を言うのなら、知的なグロテスク。
どの話も、脳内に印象付けられ、どうしても思い出してしまいます。
ちょっと難しくて、想像しきれない部分もありましたが、なんだかクセになりそうな世界観です。
「独白するユニバーサル横メルカトル」は、主人公がまさかの地図帳という、想像を絶するお話でした。
語り口調がとても丁寧で、読んでいて、「ドグラマグラ」を思い出しました。(途中で挫折しているので、今度読み直したいなと思いました。)
グロさが目立ったので、顔を歪めながら読んでいましたが、そこは承知の上で手に取った本と言うことは私の好きな分野ということなので、面白かったです。
平山夢明の頭の中を覗いてみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月15日
- 読了日 : 2020年4月15日
- 本棚登録日 : 2020年4月15日
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