所々の知識に興味を引かれる部分はあったが、話している人間がわたしと世代が違うので、見ている景色が違いすぎる。
建築の指揮権が現場から本社に集中したことや、道路をあちこち舗装してまわり土の道がないことを批判していたが、そうなるにはそうなるなりの合理性があっただろうに「どうかしている」「昔はそうじゃなかった」とのみ言い捨てるのは納得いかなかった。
結局人間誰しもが幼少期に経験したことを価値基準の中心に据えてしか生きられない、その業に自覚的であってほしい。
全体的に通底する思想が相容れなかった。
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- 感想投稿日 : 2021年4月2日
- 読了日 : 2021年4月2日
- 本棚登録日 : 2021年4月2日
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